時々思う・・・「何でこれをやってるんだろう?」

コンクールが終わりました。出場した三チーム中、クラリネット四重奏と金管打楽器六重奏のチームは見事に金賞を取ってくれました。吹奏楽部としての成績は確実に伸びており、この勢いで夏のコンクールの方も良い成績を収めたいです。今回のコンクールで学んだ物がいくつかありました。本番という場所・・・。今までに練習してきた内容が一気に凝縮されるその瞬間は、言葉では言い表せないものだったと感じます。そして何より、その場所で自分の実力を出し切れなかった事が悔しかったです。僕のチームだけは、銀賞でした。確かに緊張します。ですが条件はどの学校も同じで、賭けている思いこそ違えど目標は同じはずです。その中で順位が付けられるのは、「本番」という場所でいかに自分の本当の力が出し切れるかどうかだと思います。その点で、負けてしまったと言えるでしょう。何より驚いたのは、僕自身が落ち込んだことです。今まで生きてきて、部活で失敗して落ち込むなんてことはなかったのですが・・・。これからの部活が心配で、続けられるかも不安になり、同じようにコンクールに出た、同じ寮のN口をはじめとする四年生の仲間にものすごく大きな遅れを取った気がしました。そう感じると、「じゃぁ、もう悩まないために必死で上手くなろう」と思いました。でも今度は、「何でこんなに必死で吹奏楽をやっているんだろう?」という気分にもなりました。今まで明確だった事に、こんな疑問が沸くのが不思議でした。散々悩んだ挙句の答えは、「何より、好きなものだから」という曖昧かつ不器用な答。確かに、帰省をわざわざ帰らず、夜遅くまで練習して、朝昼の休み時間も練習、それでいて負けたら悔しくて嫌になって。どう冷静に考えても、割に合わないなぁ・・・と、自分でも思いました。勉強に比べても、将来に役立つ部分なんてほんの一部で、とても続けて意味のあるものとも思えませんでした。それでも、これからも目標を持って続けたいですし、大学でもやろうと思っています。いつか、これから生きていく中で、その疑問にも明確な答えが出せれば良いです。もっとも、こんな疑問を抱える時点で吹奏楽がどれほど僕にとって大きな存在か、改めて実感しました。人間一つは生き甲斐・・・というか、自分に必要なものを見つけることができれば、人生、楽しくなるのでは?僕にとって、クラリネットは一生の友達ですから。

今日は私事ばかりですいません。委員会の事も、企画を行い次第報告させていただきますのでよろしくお願いします。